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バーゼル銀行監督委員会(BCBS)、TLACの影響度調査を公表

新宿経済研究所の専門性

当社は「金融商品会計基準」「バーゼル金融規制」「経済定量分析」という、他社にはない「3つの柱」をベースに、様々なコンサルティング/研究活動を行っております。また、当社が作成する資料の一部は、専門資料経済解説などのページで一般の方々にも公表しております。よろしくご活用ください。



当社の強み

当社の専門分野

  • 金融機関の金融商品会計
  • バーゼル規制・金融規制
  • 金融機関資金量分析・経済分析
  • 当社のサービスの例

  • ヘッジ会計導入支援
  • 金融商品会計等のコンサルティング
  • 知識提供サービス・業務相談
  • デリバティブ規程作成・チェック
  • セミナー講師・原稿執筆
  • 社内勉強会・御社顧客向け勉強会
  • 当社の想定するお客様

  • 預金取扱金融機関の運用部門様
  • 預金取扱金融機関のリスク管理部門様
  • 預金取扱金融機関の主計部門様
  • 金融機関を監査先に持つ監査法人様・法律事務所様
  • 金融機関を顧客に持つ証券会社様・銀行様
  • その他、金融商品会計・金融規制を深く知悉しておかなければならない方
  • 当社PR

    当社の専門分野は金融機関の金融商品会計基準とバーゼル規制などの金融規制です。当社代表社員・岡本修は、金融商品会計とバーゼル規制の双方に通暁している、日本でも数少ない「金融専門の公認会計士」です。詳しくは当社のサービスラインのページも是非ご参照ください。

    一周年の御礼

    当社の設立は2015年10月であり、おかげさまで設立1年が経過しました。お客様のご愛顧に心より感謝申し上げます。

    バーゼル銀行監督委員会(Basel Committee on Banking Supervision, BCBS)は欧州時間2015年11月9日、「TLAC」(Total Loss Absorbing Capacity, 損失吸収力)に関する「QIS」(Quantitative Impact Study, 量的影響度調査)の結果を公表しています。
    調査結果自体は次のリンクです。
    Reports related to Total Loss Absorbing Capacity (TLAC) published by the Basel Committee
    また、BCBSはこの結果を受けて、G20/金融安定化理事会(Financial Stability Board, FSB)にレポートを送付しています。
    Assessing the economic costs and benefits of TLAC implementation

    TLACとは、いわば、「大きすぎて潰せない」(Too-Big-To-Fail)銀行(いわゆるG-SIBs)が経営破綻の危機に瀕した際(あるいは経営破綻した際)に、預金者を保護するとともに納税者(タックスペイヤー)が銀行救済資金を負担しなくて済むように、あらかじめ資本(CET1、AT1、T2)だけでなく特殊な負債(いわゆるTLAC債)を発行することを義務付ける規制案です。今回のレポートでは、ケースにもよりますが、新興国のG-SIBsを除く26のG-SIBsについて、合計して最大で1.4兆ユーロ(約185兆円)もの資本不足になるとの試算が公表されています。

    日本の場合は銀行セクターの預貸率も低く、銀行が経営の健全性を保っているにも関わらず、国際的な金融規制の強化という流れに引きずられるのも迷惑な話です。いずれにせよ、今年のG20の議論は、グローバルな経済減速と並び、TLACの取扱いにも焦点が当たることになりそうです。