このほど、当社代表社員・岡本修が執筆した『ファンド投資戦略の会計と税務』(中央経済社)が刊行されました。
日本銀行による巨額の金融緩和の影響を受け、わが国の資本市場では歴史的な低利回りが続いており、預金取扱金融機関を初めとする機関投資家にとっては運用が難しくなっています。しかし、昨今の金融規制の強化という流れを受け、機関投資家が直接、複雑な金融商品に投資することは難しいというのも実情です。
こうした環境の変化に対し、最近、注目が集まっているのが「ファンド投資戦略」です。一般に「ファンド投資」としては、個人の投資家が購入する「株式投資信託」などが有名ですが、本書が取り扱うファンドは、「個人投資家ではなく機関投資家が投資するファンド」です。機関投資家は、会計・税務などの規制に加え、さまざまな理由でファンドに投資しますが、これに対して機関投資家が「ファンド投資戦略」に取り組む場合の法令・会計・税務上などの問題点について、横断的に取りまとめたものが本書です。
機関投資家にとっての実務という観点から作成された珍しい書籍です。本書についても、是非、お気軽にお問い合わせください。