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IRRBB(銀行勘定の金利リスク)に関する最終規則

新宿経済研究所の専門性

当社は「金融商品会計基準」「バーゼル金融規制」「経済定量分析」という、他社にはない「3つの柱」をベースに、様々なコンサルティング/研究活動を行っております。また、当社が作成する資料の一部は、専門資料経済解説などのページで一般の方々にも公表しております。よろしくご活用ください。



当社の強み

当社の専門分野

  • 金融機関の金融商品会計
  • バーゼル規制・金融規制
  • 金融機関資金量分析・経済分析
  • 当社のサービスの例

  • ヘッジ会計導入支援
  • 金融商品会計等のコンサルティング
  • 知識提供サービス・業務相談
  • デリバティブ規程作成・チェック
  • セミナー講師・原稿執筆
  • 社内勉強会・御社顧客向け勉強会
  • 当社の想定するお客様

  • 預金取扱金融機関の運用部門様
  • 預金取扱金融機関のリスク管理部門様
  • 預金取扱金融機関の主計部門様
  • 金融機関を監査先に持つ監査法人様・法律事務所様
  • 金融機関を顧客に持つ証券会社様・銀行様
  • その他、金融商品会計・金融規制を深く知悉しておかなければならない方
  • 当社PR

    当社の専門分野は金融機関の金融商品会計基準とバーゼル規制などの金融規制です。当社代表社員・岡本修は、金融商品会計とバーゼル規制の双方に通暁している、日本でも数少ない「金融専門の公認会計士」です。詳しくは当社のサービスラインのページも是非ご参照ください。

    一周年の御礼

    当社の設立は2015年10月であり、おかげさまで設立1年が経過しました。お客様のご愛顧に心より感謝申し上げます。

    バーゼル銀行監督委員会(BCBS)は2016年4月21日付で「銀行勘定における金利リスク」(Interest rate risk in the banking book, IRRBB)に関する基準を公表しています。要点は次の通りです。

    ●銀行勘定における金利リスクの捕捉は今まで通り、原則として「第2の柱」の枠組みで行うこととする。
    ●ただし、銀行のIRRBBの管理を強化するために、金利変動による「ΔEVE」(純資産の変動)と「ΔNII」(純金利収益の変動)という二つの軸からのリスク測定を強化する。
    ●ΔEVEがTier1資本の15%を超える銀行をアウトライヤー銀行と定義する。
    ●世界的な「超低金利環境」においては、銀行はマイナス金利(negative interest rate)シナリオも織り込むべきである。
    ●新基準の導入は2018年とする。

    また、BCBSは現在の世界的な金利が「歴史的にも低い」という認識の下、IRRBBを「金利環境が正常する過程においては特に重要なものであると考えている」(”the Committee considers IRRBB to be material, particularly at a time when interestrates may normalise from historically low levels”, §4)と位置付けており、将来的にIRRBBが「第1の柱」の枠組みに移行する可能性は完全に排除されたわけではないと見るべきかもしれません。

    本件につき、当社では金融規制動向の資料のアップデートを行う予定ですが、疑問点等ございましたら当社代表メールアドレス等にお気軽にご連絡を下さると幸いです。